緑のチェックマークに統一された
4月1日から、LINE公式アカウントの見た目が変わった。
LINEヤフーが認証バッジのデザインを刷新し、審査を通過したアカウントには「緑のチェックマーク付きの盾」が表示されるようになった。同社は3月に公式ヘルプページおよびプレスリリースでこの変更を告知していた。
デザインと表示位置が変わった
変わったのはデザインだけではない。バッジが表示される位置も動いた。
以前はアカウント名の「前」——つまり名前の左側についていた。それが4月からは名前の「後ろ」、右側に移動している。
X・Instagramと同じ配置に
「名前の後ろにチェックマーク」——この配置、どこかで見たことがあるはずだ。
XやInstagramで、認証済みアカウントに表示される青いチェックマークと同じ場所だ。
SNSを日常的に使っている人なら、説明を読まなくても一瞬でわかる。
「このアカウントは審査済みです」という意味を、デザインが体で伝える。
ただし、このデザインを実際に見るにはアプリの更新が必要だ。
iOS版は4月7日以降に順次適用される。Android版については、LINEヤフーは個別のスケジュールを公表していない。アプリを最新版にしていない端末では、しばらく旧デザインのまま表示される。
プレミアムもグレーも廃止
バッジの「見た目」だけでなく、バッジの「種類」そのものが整理された。
今回の刷新で起きたのは、デザインの更新ではなく制度の再設計だ。
金バッジのプレミアムは認証済に統合
これまでLINE公式アカウントのバッジは3種類あった。
最上位の「プレミアム(緑の星型盾)」、標準的な「認証済(紺の星型盾)」、そして「未認証(灰色の星型盾)」だ。
この3段階のうち、最上位だった「プレミアム」区分が今回廃止された。
プレミアムに認定されていたアカウントは、すべて通常の「認証済」に統合されている。
グレーバッジは完全撤廃
問題の核心は、未認証アカウントについていた「グレーのバッジ」だ。
これが今回、完全になくなった。
なぜか。グレーのバッジを「認証済みのしるし」だと誤解するユーザーが多かったからだ。
盾の形をしたアイコンがついている——それだけで「公式っぽい」「信頼できる」と受け取ってしまう。
実際には審査を通過していないアカウントにも付いていたバッジが、信頼の根拠として機能してしまっていた。
なりすましアカウントが「それっぽいバッジ」を隠れ蓑にする構図が生まれていたのだ。
LINEヤフーはそのグレーバッジを廃止することで、この問題に決着をつけた。
「バッジなし=未認証」の時代へ
バッジがあれば認証済み。なければ、未認証——つまり「LINEの審査を受けていないアカウント」と一目でわかる。
未認証アカウント(バッジなし)には、もともと使えない機能がある。
LINEアプリ内でキーワード検索をしたとき、バッジのないアカウントは検索結果に表示されない。この制限は刷新後も変わっていない。さらに、友だち追加広告や請求書決済といった機能も、認証済みアカウントだけに開放されたままだ。
認証の申請と審査の現実
申請は、LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)から無料で行える。審査にかかる期間の目安はLINEヤフーから公表されていない。
ただし、誰でも審査を通れるわけではない。アダルトやギャンブルなど一部の業種は、申請しても認証を受けられない。審査基準そのものも非公開のままだ。
「バッジがない=怪しい」という見られ方が強まる中で、審査に通れない事情を抱えるアカウントの立場は、以前より難しくなったとも言える。
旧バッジを使っている場合は差し替えが必要
旧バッジのデザイン(盾型の灰色アイコンなど)を名刺やWebサイト、印刷物に使用している場合は、新デザインへの差し替えが必要になる。

