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Lメンバーズカードに「カルテ管理」追加——予約・会計で自動生成

お客さんの好みや前回の施術内容を、担当スタッフが一番よく覚えている——来店型ビジネスでは当たり前の光景だ。
だが、そのスタッフが辞めたとき、その情報はどこに残るか。
4月20日、LINEをそのまま会員証として使えるサービス「Lメンバーズカード」に、その問いへの一つの答えが加わった。

目次

来店するだけでカルテができる

新たに搭載された「カルテ管理」機能は、顧客ごとの施術履歴や好み、接客メモをまとめた「カルテ」を自動で作る仕組みだ。
Lメンバーズカードは、LINEがそのまま会員証になるサービスで、専用アプリを別途インストールする必要はない。LINEユーザーであればそのまま使える。

これまでカルテは、スタッフが手で入力するか、個人のスマホや紙で管理するのが現実だった。
入力する時間がなければ書かれないまま終わる。
写真はスタッフ個人のスマホに溜まっていく。
そうした運用の限界を、この機能は「新たな作業を増やさず」に突破しようとしている。

3つのトリガーから選べる

カルテが生成されるタイミングは、「予約確定」「チェックイン」「会計」の3つから選べる。
つまり、スタッフが新たに何かを入力しなくても、すでにやっている業務がそのままカルテ生成のスイッチになる。

紐づく情報はタイミングによって異なる。予約確定なら氏名・連絡先・希望メニュー、チェックインなら来店日時、会計なら実際のメニューと金額だ。
補足のメモや写真もスタッフが任意で追加できる。添付した写真はクラウドに保存される——スタッフ個人のスマホに溜まっていく現状と比べると、地味だが大きな違いだ。
カルテの骨格は業務の流れの中で自動的に積み上がっていく設計だ。

スタッフが辞めても情報は残る

腕のいいスタッフが辞めると、そのスタッフが覚えていたお客さんの好みも一緒に消える。これが来店ビジネスで繰り返されてきた構造的な問題だ。
カルテが共有されていれば、担当が変わっても過去の対応履歴を時系列で確認できる。「前回と同じでいいですか?」という会話がどのスタッフでもできるようになる。お客さんに同じことを何度も聞かなくて済む。

スタッフの退職とともに顧客情報が消える——来店ビジネスが長年抱えてきたこの問題に、仕組みとして対応する機能だ。

美容サロンではこう使う

美容の現場でこの機能を使うと、店舗の1日の流れはこう変わる。

来店前に送られてくるLINEのアンケート——髪の状態や施術の希望、アレルギーの有無などを聞くカウンセリングシートだ——にお客さんが回答すると、その内容が自動でカルテに紐づく。
来店時点で、カルテの土台はすでにできている。

施術中や施術後に撮ったビフォー・アフター写真は、カルテに直接添付できる。
写真はクラウドに保存されるため、次回来店時に担当が変わっていても、前回の仕上がりをその場で確認しながらカウンセリングできる。
使用した薬剤や髪質のメモも同じカルテに残るため、「前回と同じ感じで」という会話がより正確に伝わる。

こうした使い方は美容サロンに限らない。整体院、クリニック、習い事の教室——繰り返し来店する業態であれば、同じ課題を抱えている。

月額9,800円で追加課金なし

使ってみたいと思った店舗が次に気にするのは費用だろう。公式サイトによれば、月額9,800円(税込)の固定制だ。

LINEの友だち数が増えても、メッセージを多く送っても、追加料金は発生しない。
来店客が増えるほど割高になるような仕組みではない。
費用の予測が立てやすいのは、中小の店舗にとってはっきりとした利点だ。

初期費用は通常50,000円だが、導入キャンペーン期間中は無料になる場合があるとされる。
1ヶ月間の無料トライアルもあり、最低契約期間や解約金の設定もない。
「とりあえず試してみて、合わなければやめる」という選択肢が最初から用意されている。

Lメンバーズカードは2023年末時点で320社以上が導入しており、継続率は96%とされている。2年以上前のデータではあるが、使い始めた店のほとんどがやめていないという事実は、現場での受け入れられ方を示す一つの目安になる。

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