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LINE公式アカウント管理アプリ、メッセージ作成画面をタイル型に刷新

あなたのLINEに届く、お店のクーポンや予約リマインダー。あれを「送る側」が使う管理アプリが、今年3月に大きく変わった。

店が送るLINEメッセージの開封率は約55%——メールマガジンの平均(約20%)と比べると2倍以上だ。届けば読まれる手段なのに、送る側の操作画面は長らく「作りにくい」まま取り残されていた。

目次

メッセージ作成画面がタイル型に刷新

機能別に色分けアイコンを採用

これまでの画面は、「テキスト」「画像」「リッチメッセージ」「カードタイプ」といった機能名が縦に並ぶリスト形式だった。
やりたいことを探すには、上から順に文字を読んで選ぶしかない設計だ。

3月のアップデートで、この選択画面がタイル型に変わった。
機能ごとに色分けされたアイコンが、グリッド形式(マス目状)に並ぶ。
スマホのホーム画面に近い配置で、画面を開いた瞬間に全ての選択肢が目に入る。文字を読んで探すのではなく、色と形で「これだ」と判断できる。

リッチメッセージも1画面で完結

変化はレイアウトだけではない。

複数の画像を並べてリンクを貼る「リッチメッセージ」——商品の写真と価格を並べたり、クーポン画像にボタンを付けたりするタイプのメッセージ——は、これまでPC(Web版)を開かなければ作れなかった。
スマホアプリからは確認はできても作れず、「帰ってからPCで仕上げよう」という回り道が必要だった。

それがアプリ内で完結するようになった。操作の改善ではなく、できなかったことができるようになった変化だ。

テスト配信やプレビューへのボタンも、画面下部の固定バーに集約された。
作業の途中でも1タップで送信前の確認に移れる。

操作が簡単になると、何が変わるか

見た目が変わっただけではない。配信完了までの道のりそのものが短くなった。

従来、メッセージを作り終えるまでには複数の画面を行き来する必要があった。種別を選ぶ画面、内容を設定する画面、プレビューを確認する画面——遷移のたびにページの読み込みが挟まる。
スマホで外出先から操作しようとすると、このラグが積み重なる。レジが空いた合間に始めた作業も、途中で客が来れば手が止まる。「あとでPCでやろう」は、この積み重なった手間が自然に生む選択だった。

「操作が簡単になる」とは抽象的に聞こえるが、現場では具体的な意味を持つ。
面倒だから今週は見送ろうと判断していたものが、5分でできるなら送れる。配信の回数と質は、操作の手間と反比例する。

ITに不慣れなスタッフが配信を担当する店舗でも、色とアイコンで選んで進める設計は、操作の入り口を広げる。こうした運用の効率化が積み重なると結果は数字に出る——不動産・人材情報などを手がける株式会社じげんは、LINE配信の運用を見直して作業時間を「1日30分」に集約した結果、LINE経由の売上を約2倍に回復させたと報告している。

ただ、操作の壁が下がると別の問いが浮かぶ。
LINE公式アカウントをブロックした経験があるユーザーは全体の約7割にのぼり、最大の理由は「送られてくる頻度が多すぎる」ことだ。配信を作ることが簡単になるほど、何を・いつ送るかの判断は重くなる。
画面の使いやすさは解決した。次の課題は、中身だ。

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