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LINE WORKS、送信予約機能を追加 4月アップデートでカレンダー・AI・通知も刷新

46万社・500万人が使うビジネスチャット「LINE WORKS」——社内の連絡や会議調整に使う、仕事用のLINEのようなツールだ——が、4月に機能を大幅に刷新した。その中心にあるのが、送信予約という新しい仕組みである。デスクトップ版は4月20日、モバイル版は4月23日にv4.5がリリースされた。本稿はLINE WORKSが公式サイトで公開したリリースノートをもとに、主な変更点を整理する。

目次

送信予約機能を追加、「夜のメッセージ問題」に決着

金曜夜に業務連絡を思いついた。送れば相手の休みが終わる。月曜まで待てば自分が忘れる——この板挟みはどの職場でも繰り返されてきた。

LINE WORKSが出した答えは、「書くタイミングと届くタイミングを分ける」というシンプルな仕組みだ。
v4.5で追加された送信予約を使えば、今書いたメッセージを翌朝に届けることができる。

設定は直感的だ。最短15分後から最大7日後まで、15分単位で送信時間を指定できる。
1アカウントにつき最大10通まで予約を保持できる。
利用できるのは有償プラン(スタンダード・アドバンスト)の契約者で、社内メンバー向けのトークルームが対象となる。

マナーや社内規則ではなく、道具の設計で「夜の連絡問題」を吸収しようとする選択だ。

カレンダーと通知を整理、チーム運用が柔軟に

送信予約が「いつ届けるか」を解いたとすれば、同じアップデートのカレンダーと通知の改善は「チームの予定をどう共有するか」に踏み込む。どちらもチームの時間の使い方を楽にする改善だ。

予定の編集権限を他の参加者にも開放

これまでカレンダーに登録した予定は、作った本人しか変更できなかった。
今回から、作成者が参加者にも編集権限を渡せるようになった。
たとえば事務局が大枠の予定を作り、各担当者が自分の担当部分だけを更新する——そんな分業がようやくツール上で実現する。
モバイルアプリでは「予定のコピー」にも対応した。毎週の定例会議をワンタップで複製し、日時だけ変えて登録できる。

通知集約やグループ選択も改善

トークルーム(チャットのグループ)を作るときのメンバー追加にも変化がある。
新たに「グループ」タブが加わり、部署単位でまとめてメンバーを追加できるようになった。
通知設定はモバイル版で1か所に集約。バラバラだった設定画面がまとまり、探す手間がなくなる。
チームが大きくなるほど、こうした細かな手間の積み重なりは小さくない。

AI機能を刷新、相談から会議議事録まで

カレンダーや通知の改善が人と人の連携を整えるものなら、AI機能の刷新は人と情報の連携に踏み込む。

AI相談室、話しかけるだけで答えが返る形に

LINE WORKSには「AI相談室(AiStudio)」という機能がある。
社内のマニュアルや規程をAIが参照し、質問に答えてくれる、いわば社内FAQ窓口のようなサービスだ。

今回の刷新で、使い方が変わった。
これまではキーワードで検索して絞り込む形式だったが、LINEのトークのように話しかけるだけで答えが返ってくるようになった。
「有給の申請はどうするの?」と打てば、関連するマニュアルを読んだうえで回答し、根拠となるページのURLも示してくれる。
特別な指示の書き方を覚える必要はない——それが今回の変化の核心だ。

会議AI「AiNote」、発言者識別が最大30名に拡張

会議の文字起こしAI「AiNote」にも機能が加わった。
発言者を自動識別できる人数が最大30名に拡張され、複数人が入り交じる大規模な会議でも誰の発言かを追えるようになった。
さらに「次のステップ」機能が追加され、会議の内容からToDoリストをAIが自動で抽出する。
「で、誰が何をやるんだっけ」を、会議が終わったあとに自分で拾い出す手間が省かれる。

管理者が確認すべき変更

新機能が並ぶ一方で、今回のアップデートでは「使えなくなるもの」も出た。社内のPCやスマートフォンの環境によっては、すぐに確認が必要になる。

最も影響が広いのはWindows 10への対応終了だ。
2026年4月をもって、Windows 10(22H2)環境への新規インストールおよびアップデートの提供が終了した。
すでにインストール済みの端末はそのまま起動できるが、今後のバージョンアップは受け取れなくなる。継続して最新版を使うにはWindows 11への移行が必要だ。
あわせて、Windows版アプリの32bitバージョンも提供が終了した。
古いPCを業務で使い続けている企業は、端末の棚卸しが必要になるだろう。

iPhoneを使うメンバーも確認が要る。
iOS版の動作条件が「iOS 17.0以降」に変更され、iOS 16以前の端末では最新版が使えなくなった。

LINEユーザー(社外の取引先など)との共有トークルームについては、参加できる人数の上限が「最大100名」に変更された。
大人数で運用しているトークルームがある場合は、現在の参加人数を確認しておきたい。

管理者が今すぐ確認すべき3点
  • Windows 10端末:新規インストール・アップデート終了。継続利用にはWindows 11への移行が必要
  • iOS 16以前のiPhone:最新版が利用不可。iOS 17.0以降へのアップデートを促す必要あり
  • LINEユーザーとの共有トークルーム:参加上限が最大100名に変更。現在の参加人数を確認する
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